潮住建
USHIO-JYUKEN

中古物件の賢い買い方Vol.11

中古物件の賢い買い方とは?
それは、この業界で30年以上の実績がある潮住建がこっそり、
お教えいたします。

購入申込みについて

住宅の購入にあたっては、売買契約を結ぶ前に不動産を購入するための申込みを行う必要があります。購入申込みは、その物件を買いたいという意思表示にあたります。この記事では、「住宅の購入申込みとは」「購入申込書の内容」「購入申込みの注意点」の3パートに分けてご説明します。中古住宅の購入を検討している方は、契約へ至る前にぜひご一読ください。

イメージ

■住宅の購入申込みとは

購入申込みは、住宅購入の希望を売主に伝える手続きです。気になる物件を見学して「買いたい」と思ったら、申込書に必要事項を書いて提出します。その後、条件などを売主と交渉し、問題がなければ売買契約を結ぶことになります。

イメージ

・「契約」とは違う?

購入申込みは「契約」ではありません。あくまでも「買いたい」との意思表示であり、契約前の段階です。購入希望者が複数いる場合は先着順となることが多く、申込み後の条件交渉によっては売主から断られるケースもあります。購入申込みをしても必ず契約を結べるわけではないので、希望物件に住めると早合点しないようにしましょう。逆にいえば、購入申込みにプレッシャーを感じなくても大丈夫ということ。法的な拘束力はないため、条件交渉で納得がいかなければペナルティなしで購入申込みをキャンセルできます。

・申込金の相場は?

購入申込み時に支払う費用、いわゆる申込み金は、不動産会社や仲介業者によって額が異なります。一般的な相場は1~10万円。不要のケースもあります。先述の通り、購入申込み後にキャンセルすると申込み金は返金されます。購入申込みが売買契約でないように、申込み金も売買契約で支払う手付金(前払金)ではありません。

・口頭ではなく書面で!

購入申込みは必ず書面で行いましょう。書類なら申込日をはじめ買主の基本情報や購入希望条件を明記できますが、単なる口約束だと双方の記憶違いなどのトラブルになりかねません。申込書は業者側が用意していることが多く、「購入申込書」「買付証明書」とも呼ばれます。申込み金も「購入申込金」「申込証拠金」といった複数の呼び名があります。

イメージ

■購入申込書の内容

購入申込書に書き込む内容は、それほど複雑ではありません。書面の体裁は業者によって異なりますが、記入項目は買主の基本情報・購入の希望条件・対象物件情報という3つに分けられます。

① 買主の基本情報

購入希望者の氏名と住所を記入します。それ以外の年収や勤務先などは本来書かなくても構いませんが、住宅ローンを利用できるかを確認するために別紙で記入を求められる場合もあります。

イメージ

② 購入希望条件

購入したい物件の希望条件に関しては、支払い・日程・ローンの3種類に分けて解説しましょう。

イメージ
購入希望価格、手付金
資金や予算を考慮して住宅の購入希望価格を記入します。売り出し価格より低ければ、売主と価格交渉をすることになります。手付金の額もあらかじめ書いておきましょう。これは売買契約時に払う前払金で、売買価格の5~10%が一般的です。
売買契約日、引渡し日
売買契約を結ぶ希望日は、購入申込みから1~2週間以内が通例です。条件交渉にかける日数も想定し、余裕をもたせた日程を設定しましょう。引渡し日は文字通り、住宅を引き渡してほしい日にち。売主側にも都合があるので、交渉しながらお互いの妥協点を探ります。
住宅ローンの利用

住宅ローン融資の利用有無や、借入予定の金額・借入先の銀行を記入します。ローンを利用するつもりなら「有」にチェック。実際に借りたい額より心持ち多めの数字を書くのがコツです。ローンを利用する場合は、売買契約前に事前審査、売買契約後に本審査と2段階審査を受けるのが一般的です。審査に落ちたら売買契約を白紙解約できる、ローン特約という便利な制度もあります。

イメージ

③ 物件に関する情報

所在地や面積、集合住宅の名称や号室など対象物件を特定できる情報を書く欄がありますが、業者側が記入してくれる場合がほとんどです。念のため、把握している物件データと同じかどうか確認しておきましょう。

イメージ

■購入申込みの注意点

ここまで、住宅の購入申込みに関する基礎知識を説明してきました。最後に、購入申込みを円滑に行うためのポイントを3つ紹介します。

・条件の擦り合わせ

購入申込みでは買主として希望条件を伝えるわけですが、その内容が売り出し条件とかけ離れ、買主側の都合に偏り過ぎている場合、交渉が難航します。特に希望する売買価格があまりにも低いと、売主と折り合いがつきません。仲介業者のアドバイスを参考にしつつ柔軟に対応する姿勢が、確約への近道です。

イメージ

・お金の準備

無事に売買契約が成立する場合も見据え、住宅購入に必要な資金は準備しておきましょう。現金払いなら定額預金の満期日、ローン利用予定なら借入予定の金額・銀行など、お金に関する事柄を一つひとつ把握しておくことが肝要です。

・住宅診断の利用

住宅診断(ホームインスペクション)は、住宅診断士という専門家に建物の状態を調査してもらうサービスです。アメリカではすでに常識となっており、最近になって日本でも普及し始めました。この制度は、売主でも買主でも実施可能。住宅購入の判断材料として利用を検討される方もおられます。

イメージ

今回は、購入申込みについて説明しました。住宅ローン融資や住宅診断などの話もあり、少し難しいと感じられたかもしれません。そういった専門的な内容も含め、おうち探しで困ったときは、ぜひ中古住宅のプロ「潮住建」にご相談を。中古住宅ならではのお得な情報や多彩なリフォームプランで、お客様に理想の住まいをご提案します。東大阪で中古物件をお探しなら、地域密着・実績豊富な当社にお任せください。

vol.10「申込み前の確認(戸建て編)」