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中古物件の賢い買い方Vol.8

中古物件の賢い買い方とは?
それは、この業界で30年以上の実績がある潮住建がこっそり、
お教えいたします。

自分のライフステージを考える

中古物件を賢く買うには、いくつかのタイミングがあります。その時期の目安となるのが、ライフステージです。結婚や出産、子どもの進学に自分たちの老後など、将来の人生設計を気にせずマイホームを購入すると、家に合わせた暮らしを強いられるかもしれません。
本記事では、中古物件の購入に最適なライフステージをデータからご紹介。ライフステージごとの購入メリットや注意点も解説しています。自分たちの暮らしに合わせたマイホーム生活を手に入れるために、ぜひ参考にしてください。

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■そもそもライフステージとは?

ライフステージとは、人生をいくつかの段階(ステージ)に分ける考え方のこと。幼年期、少年期、青年期、壮年期など、年齢や発達に応じた分け方のほか、進学や就職など、人生の節目で考える方法もあります。住宅選びにおいては、就職や結婚、出産、定年など、人生の節目で考えるのが一般的です。

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結婚や出産、定年といったライフイベントは、家族構成や家計の収支が変化するタイミングであるため、求められる住居環境も大きく変わります。そのため中古住宅を購入する際は、現時点での自分や家族がどのライフステージに立っているのかや、将来的な変化を念頭に置いて物件選びをすることが大切です。

■データで見る中古物件の購入に最適なライフステージ

中古物件を購入する最適なライフステージは何でしょうか。ここでは国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書」のデータをもとに、実際にどんな人が中古住宅を購入しているのかを、「家族構成」、「世帯収入」、「年齢」の3つから紹介します。

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家族構成
中古住宅を購入する世帯の家族構成で最も多かったのは、戸建住宅の場合が「3人」で29.3%。マンションでは「2人」、「3人」でそれぞれ31.2%でした。
また、高齢者がいる世帯を見ると、中古戸建住宅は23.7%、中古マンションで22.2%となっています。このうち、高齢者のみの世帯は中古戸建住宅で14.9%、中古マンションで46.1%と、晩年の住まいには、集合住宅が好まれるようです。
一方、18歳未満がいる世帯では、中古戸建住宅が54.0%、中古マンションでは40.7%、子育て中に住まいを購入する傾向が見られます。
世帯収入
中古住宅を取得する世帯の収入(税込み)のボリューム層は、中古戸建住宅が「400万〜600万円未満」で26.9%、中古マンションが「600万〜800万円未満」で21.7%。平均世帯年収はそれぞれ720万円と694万円です。なお、世帯主の勤続年数はそれぞれ「10年〜20年未満」が最も多く、中古戸建住宅で31.3%、中古マンションでは27.1%でした。
全体で見ると、自己資金比率の平均は売買価格の40%前後、その資金が用意できたタイミングで購入を検討する人が多いようです。その一方で、手持ちの資金を減らさずに、物件本体価格に諸費用、リフォーム費用を合わせて借り入れできる銀行ローンを利用して購入する人も見受けられます。
年齢
中古住宅を取得する世帯主の年齢は、中古戸建住宅で30代が31.1%、40代が30.0%。合計で60%以上と、過半数を占めます。中古マンションでも、30代が23.9%、40代が28.7%と、こちらも合わせて50%以上でした。
平均年齢では、中古戸建住宅が46.2歳、中古マンションが48.2歳と、双方に大きな違いは見られませんでした。
(※)数値はすべて国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書」によるもの

■ライフステージ別 中古住宅購入のメリットと注意点

中古物件を購入するのに適したライフステージは、人によってさまざまです。家賃を払いたくない人は早い時期に購入すべきでしょうし、子どもの教育を一番に考えている人は出産のタイミングが適しているでしょう。
ここでは人生の中でも大きなイベントである「結婚」「子どもの誕生」「子どもの入園・入学」「老後」で、中古住宅を購入するメリットと注意点を紹介します。

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結婚
結婚を機に中古住宅を購入する大きなメリットは、家賃が無駄にならないこと。購入費用または住宅ローンによる月々の支出はありますが、マイホームなら家という資産が手元に残ります。早いうちに住宅ローンを完済できるのも魅力です。
一方で、挙式費用や家具・家電の新調なども考えると、資金面ではできるだけ余裕を持たせたいところです。また、物件選びの際は、出産や転職といったライフステージの変化を考えておきましょう。子どもが生まれるなど家族構成の変化により、リノベーションや住み替えを検討することもあるかもしれません。そうした将来的な変化のことを考えると、新築に比べて購入費用を抑えられる中古物件をチョイスするのは賢い選択といえます。
子どもの誕生
子どもが生まれたタイミングで購入するメリットも、貯蓄プランが立てやすいことが挙げられます。子どもが就学する前に住宅ローンの支出がはっきりしていると、学費を含めた養育費の貯金も計画しやすくなります。
また、結婚のタイミングで購入するときと比べて、子どもの成長や育児環境に配慮した家探しをできるのもポイントです。
ただし、妊娠中や出産直後は夫婦ともに時間・体力に余裕がなくなることが想定されます。無理なく物件を探せる時期を選びましょう。また、共働きの場合、産休や育休で予測より収入が減るリスクもあります。購入費用の負担が比較的少ない中古物件なら、そのリスクも少ないと考えられます。
子どもの入園・入学
子どもの入園や入学に合わせて中古住宅を購入するメリットは、教育に適した環境を選べること。通わせたい幼稚園や小学校までのアクセス、通学路の安全性、子育てに適した環境かどうかを考慮した住宅を選べます。入居時には最低限のリフォームを済ませ、子どもがある程度成長したタイミングで間取りを変えるなど、将来を見越したリフォーム計画を立てやすいのも中古住宅ならではといえるでしょう。教育費と住宅の購入費用、ダブルの負担となることが注意点ですが、購入価格を抑えやすい中古物件ならそのデメリットも軽減できます。
老後
子どもの独立や定年退職をきっかけに中古物件を購入するメリットは、老後を安心して過ごすための環境を整えられるところです。老後の暮らしに向けては、バリアフリー化などのリフォームのほか、家の管理のしやすさ、病院や公共機関へのアクセスなどを考慮する必要があります。心配なことは、老後に使える手持ちの資金が減ってしまうところです。しかし中古住宅なら、新築住宅に比べて資金に余裕を持たせることができます。

ライフステージによって、住まいの間取りや周辺環境に求められるものは異なります。理想のマイホームを手に入れるには、不動産のプロからの助言も役立ちます。東大阪市で中古住宅の購入を検討されている方は、地域密着で豊富な実績を持つ「潮住建」にぜひご相談ください。

vol.7「立地の情報あれこれ」